SK通信|衝突被害軽減ブレーキ

今回のSK通信では被害軽減ブレーキについてご紹介いたします。
衝突被害軽減ブレーキ(被害軽減ブレーキ)は自動車を走行中に起こり得る衝突事故の回避や、衝突事故による影響を少なくするために車両に搭載されたシステムのことです。被害軽減ブレーキによって前方を走行している自動車や障害物、或いは歩行者を感知することで、警告音や音声、警告灯によりドライバーへ警告を行います。ドライバーはこれら警報によって促されブレーキを作動させ、トラブルを回避する仕組みです。また、警報によるドライバーのブレーキ操作が行われない場合は、衝突事故被害を軽減する目的で自動的にブレーキを作動させたりシートベルトを自動的に巻き上げるシステムとなっています。
衝突によるトラブル回避もしくは軽減のために、自動車前方に現れた障害物や前走車などを検知するためのセンサーの種類は、赤外線レーダー・ミリ波レーダー・光学式カメラが主に使用されています。
ミリ波レーダーは、周囲へミリ波を利用した電波を放射し反射波の測定によって対象物となるターゲットの大きさや方向、ターゲットとの距離を測定します。100mから200mが測定が可能な距離とされています。
赤外線レーダーは、ミリ波レーダーと比較して測定が可能な距離が20m程と短い反面波長が長い特徴からターゲットとの距離の測定精度が高い傾向にあります。ミリ波レーダーが例えば標識や人間などの小さなターゲットや側溝などの路面状況を単体で検知する場合、位置の測定が困難である一方で赤外線レーダーは検知可能です。ただし、雨や霧の悪天候に弱く動作が不十分な性質を持っています。
光学式カメラは障害物までの奥行や距離などを立体的に検知します。
センサーの種類ごとの性能の違いにより、多くはこれら3種類のレーダーから2種類を採用し、レーダーの性能を組み合わせて使用する方法で検知能力を近年では高める傾向にあります。

被害軽減ブレーキはその検知能力や衝突事故をまぬがれるための性能として、完璧なシステムでは無いことに留意する必要があります。
被害軽減ブレーキの性能を利用する場合の前提として、ドライバーが規則を守り安全運転をしていることが条件とされています。
システムに搭載されている検知機器の性能に長所・短所があることから、自転車や歩行者の道路への飛び出しなどの突然の事態や悪天候、前走車の形状が判断できない場合などの原因によって、被害軽減ブレーキのシステムそのものが作動しないことや、作動の遅れが生じる場合があることは知っておくべき重要なファクターです。
逆のパターンでは衝突事故を抑制するためのシステムであるからこそ、その可能性がない場合にシステムが過反応の状態となり、必要のない場合でも作動してしまう事が考えられます。
例えばカーブに差し掛かり、道路標識やガードレールが前方にある場合や、対向車をやり過ごす際に道路上にチャッターバーなどの突起物がある場合にもシステムが作動することがあります。
様々な状況により被害軽減ブレーキが正しく作動しない場合や、ブレーキアシストでは完全に自動車を停止することが出来る状態は低時速での走行中に限られることなども頭に入れて置くと良いでしょう。また自分が所有する自動車に搭載されているシステムのセンサーの種類を知って置くことで、走行中の判断からシステムが作動しにくい状況や正しく作動する状況をドライバー自身が察知できます。自分が所有する自動車にどのようなセンサーが搭載されているのかを説明書などを見て確認して置くことで、よりシステムの性能を最大限に利用することが出来、システムへの過信を避け安全運転を心がけることにも繋がります。

近年では衝突被害軽減ブレーキシステムの進歩により、世界的に見てもシステムの自動車への搭載を義務とする流れにあります。自動制御によって自動車を停止させるシステムへの懐疑的な意見も存在しますが、Euro NCAP(自動車の安全性の評価テスト・ヨーロッパ新車アセスメントプログラム)が事故率の低下に関連する効果が被害軽減ブレーキシステムによって認められていることを発表しています。
Euro NCAPの調査結果ではシステムによって、38パーセントの後部衝突事故の減少が認められたと発表されています。この調査では、ヨーロッパの5か国とオーストラリアによるデータをメタアナリシスによって解析し、自動車が低速走行時にシステム機能の安全性が証明されたことを意味しています。
また衝突被害軽減ブレーキシステムに搭載されている技術そのものの安全性は確固たるものであることをEuro NCAPの研究者は述べています。
システム搭載車が衝突被害を回避している事態に遭遇した後続車がシステム搭載車では無い場合に起きる事態を想定すれば、よりシステムを搭載した自動車が広く普及し使用されることが望まれます。
システムの性能による自動車衝突事故の回避効果をより発揮できるからです。
Euro NCAPでは自動車の安全性能の評価を五段階で示しますが(最高評価が星5つ)システムが搭載されていない自動車は最高評価を得ることが困難となっていることからも、自動車運転の安全に必要なツールであることが世界的にも認知されつつあります。
また今後の展望として、システムの普及により自動車保険料が安くなることなどが言われています。

株式会社エス・ケイ通信
http://sk-t.com/

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